OSA日記

旅と食と健康とメンタルと

糖質

糖質制限という言葉はよく聞くようになったので、糖質についてのことをここでくどくど説明することはしないが、とにかく糖質はあまり身体にいいものではないらしい。

肥満は脂質よりも糖質が原因ということだし、糖質がとタンパク質が過熱されて結び付くと、終末糖化産物(AGE)という物質ができて、老化を進めてしまう、といった内容のことを読んだりした。

もちろんいろいろな説があるので、一概にこの説だけが正しいというわけではないのかもしれないが、現代の人間も1万年前の原始人と身体の作りが変わらない、当時は糖質などめったになく、基本的にはタンパク質とか脂質ばかり取っていた、という説には説得力を感じる。

現代の食べ物は、おいしいものにはほとんど糖質が入っているように思う。糖質は甘いものだけでなく、主食であるパンや麺類などにも大量に入っているので、普通に食事を取るとなかなか避けられない。

お菓子やケーキなどは大敵なので我慢しなければならないが、やはり食べたいときは食べたい。そこでいろいろ調べてみると、さすが現代はいろいろと工夫ができるようだ。

糖質制限をしてみようと思い立ったが、厳しい制限は短期間にして、体重が落ちるかどうか実験することにした。

まず、大好きなご飯だが、しばらく代替え品としてカリフラワーを食べることにした。奥さんが協力してくれて、カリフラワーを刻んでレンジで温めて食べる。コストコに行くと冷凍のカリフラワーライスというのが売っていたので、これも買ってきてレシピに入れる。

麺類もこんにゃくとかシラタキとかに代えたりしたが、たまに仕事で外食するときには困るな、と考えていたら、最近は外食でも糖質オフ麺などというものもあって、随分やりやすくなった。とにかく何か買うときはパッケージの裏を見て、糖質や炭水化物の数字を見るのが通常になってしまった。

お菓子も砂糖が大量に入っているのでダメだが、世の中には羅漢果というものがあることが分かった。これは天然由来の甘味料で、砂糖よりかなり甘いのに糖質としては吸収されないらしい。製品として売っているので、これを砂糖代わりにして、奥さんがいろいろお菓子を作ってくれた。

1ヶ月くらいそのような食生活を続けていると、日頃行っているウオーキングの効果もあったのか、順調に体重が下がっていき、数ヶ月で10キロくらい減量することができた。
特に食べる量などを制限しているわけではないので、つらいということもなかった。

その後はさすがに厳しい制限はやめたが、家ではご飯は白米を食べることはほぼなくなった。玄米にもち麦やエノキを刻んだものを混ぜたり、パンは家で全粒粉で焼くようにしている。ヨーグルトにかけるのもオリゴ糖にした。

とにかく白いものより茶色いもの、ということで、ラーメン屋やうどん屋にはあまり行くことがなくなった。

お好み焼きなども小麦粉を使わず大豆粉にしたり、オートミールやブランなども積極的に取るようにし、以前書いたようにお通じもすこぶる良い。

こういう食生活がクセになってしまったが、何よりいいのは、ストレスがない食生活を送っているということだ。いくら身体のためとはいえ、我慢の毎日を送るのは精神衛生上よろしくないと思う。外食するときは、うどん屋やラーメン屋こそ行かないが、あまり気にせず好きなものを食べるようにしている。

ちなみに、体重は標準体重あたりで安定していて、微増微減で済んでいる。なにごともほどほどが一番いい。