OSA日記

旅と食と健康とメンタルと

前方見通し

出張に行くことになり、特急の出るターミナル駅まで快速電車で移動していた。

 

いつもと違う時刻、ルートということもあり、先頭車両の運転席後ろに立っていた。私は列車に乗るときは車窓を見るのが好きで、ずっと見ている。通勤で乗っていても外を見ているが、毎度同じ車窓風景でも楽しいものだ。

 

今回は先頭なので列車の進む方向を見ることになり、すれ違ったり追い越したりする列車や駅、線路のポイント、風景など、見飽きることがない。

 

前方の景色を見ながらふと思ったのは、横からの車窓を見るより先々いろいろなことが分かるということ。横からだといきなりすれ違ったり駅を通過したりと、刹那的な風景となるが、前方にいるともうすぐすれ違う列車や通過する駅が遠くから見えるため、突発的に何かが見えるということはない。

 

そうこうするうちに社車内アナウンスが入り、どこかで車が線路の橋げたにぶつかり、近隣の列車に緊急停止信号が発せられ、間もなくこの列車もスローダウンするとのこと。

 

前回の出張でも列車が止まってしまい予定の特急に乗れなかったので、またかよーと思いながらも、今回はかなり余裕をもって出てきたので大丈夫だろうと踏んでいた。

まもなく列車は速度を落とし、ほとんど歩くくらいのスピードになり、しばらく進んで止まってしまったが、目の前に先行列車がいるという異常事態になった。

 

前の列車が本来止まってはいけないところに停車してしまったので、車掌が確認しているとのことで、なかなか動き出さない。が、前でなにかごそごそしているのが見える。

かなり時間が経ったあと、よく見ると前の列車がじわじわと動き出したのが分かり、まもなくこちらも動き出した。

 

アナウンスだけだと状況がよくわからずじりじりしてしまうが、事態が見えているというのは何か余裕を持って対処できるような気がする。

 

これは列車だけのことではなく、万事言えることではないだろうか。

何事も、突発的な事態が起こるとうろたえるばかりだが、あらかじめ予測したり調査したりして備えをしているとうまく対処できることが多いと思う。

 

前方をよく見ていると、遠くから何かがやってくるのがよくわかるし、ゆっくり近づいて来るように見える。これを横から見ていると、突発的に何かが表れ、一瞬で消える。何が起こったか分からないこともあるだろう。

 

結局特急には余裕を持って間に合った。前方見通しとともに、余裕も大事だと思う。