OSA日記

旅と食と健康とメンタルと

動く

頭では分かっているのにどうしてもわき出して来る不安、いったいどうすればいいのだろうか。

自分で考えたり本を読んだりWEBを見たり、いろいろ調べてみると、コントロール軸、ゼロヒャク思考、アウトプット、気づき瞑想など、なるほどと思うやり方や考え方がいくつも見つかる。

どうせ相手の思考を変えることなどできないのだから、もっと鈍感に、自分勝手に、自分軸を大切に。
こういう考え方はおおいに納得できることで、大変参考になる。これまでの思考をこのような考え方にシフトできれば、随分心も軽くなるだろう・・・。

実際にこういったことを意識して思考したり、実践するようにしてみた。朝起きて気分が最悪のときには、今の気分は点数にしたら何点だろう、ゼロではないな、と考えたり、人に気を遣うような場面では、今、他人軸で考えているな、と意識したり。

思考を意識すると、確かにその場ではなんとなく気持ちが軽くなったような気はする。
ところがそんな気分も、わりとすぐに元に戻ってしまう。

どこかにも書いたが、いくら理屈で納得できても感情というのは恐ろしいもので、いくら頭で言い聞かせてもモヤモヤは次から次へと湧いてくる。理屈は感情には決して勝てない、と以前から思っていたが、どうも科学的にもそういうことらしい。

ではどうすればいいのだろうか。

自分の感覚でたどり着いたのは、「環境を変える」しかないということ。現状に留まって同じ環境にいると、いくら頭で考えても不安の元が解消することはない。不安の原因がそこで取り除くことが出来るのならいいが、そうでなければそこから逃げ出すしかない。

言葉では簡単だが、環境を変えるということは難しい。自分で言うと仕事を変える、ということになるが、そう簡単なことではない。簡単ではないが変えなければいつまで経ってもこのまま・・・と、また頭の中で堂々巡りになる。

ではどうするかと言うと、とにかく「動く」しかない。何もしなければ1ミリたりとも状況が変わることはない。布団の中でうじうじ考えていても、全く意味はないのだ。

自分には何ができるのか、などと考え出すとまた思考のループに入るだけなので、ちょっとでも引っ掛かること、閃くこと、興味あることがあれば、その方向に一歩踏み出すことだ。その先に結果がなくても、また別の一歩を踏み出せばいい。

スモールステップでちょっとずつでもいい。行動も何でもいい。やりたいことできそうなことを書き出す、それについて調べてみる、なんてことでもいいのだ。行動がその先に繋がらなくても、動いたことそのものに意味があるのだと思う。

何事も、最初の一歩というのはなかなかエネルギーがいる。車もローギヤがいちばん馬力を使うものだ。だが、動き出してシフトアップしていくと、だんだんスピードものってくる。始めてしまえばずっと続いていることは、自分の人生でもいくつもある。

どうせしんどい思いをするのなら、先があることがいいと、つくづく思う。いや、思っているだけではだめだ。