風呂にお湯を張って、さあ入ろうと蓋を取ると、湯船はからっぽ。栓を忘れたのだ。
何回これをやっただろう。
毎日やっているルーチンで身体が覚えていてもいいくらいなのに、こういうことがそんなに日をおかずに起こる。
いつも体組成計を腕につけているが、風呂に入るときだけ充電する。寝るときもつけているのだが、充電しているのを忘れるのだ。
朝起きて、ルーチンの散歩に行って、帰ってきて朝食を食べている時に、腕にいつものものがないのに気づく。よくまあここまで忘れられるものだ。
歳のせいというのもあるのだろうが、度を越している。認知症の始まりだろうかと心配になる。
最近なんとなく気づいたのは、どえらい忘れ方をするのは、なにか考え事をしているときが多いということ。我ながらいつもなにか考えていて(それも全くたいしたことではない)、いつの間にか時が過ぎていることが多々ある。
朝は決まった手順でストレッチをしているのだが、そんな時に考え事をしていると「あのストレッチはやっただろうか?」と思うこともある。
人間は同時に2つのことは絶対にできないそうだ(いわゆるマルチタスク)。同時にやっているように見えて、実は高速で切り替えているらしい。
で、自分の場合切り替えた瞬間忘れるらしい。
いろいろな教えで、昔のことも先のことも考えても仕方ない、今を大事に!というのがある。全くその通りで、自分はいつも先のことが心配になって仕方がないフシがあるので、今を大事に今を大事に、と心がけているつもりが、すぐに忘れてしまって不安が蘇ってくる。
これも何か別のことを考えた瞬間に、どこかに行ってしまうのかもしれない。
反省ばかりしてちっとも次に活かせることができないので、全く嫌になる。