OSA日記

旅と食と健康とメンタルと

悪いことは記憶に残る

車を運転していると、よく赤信号に引っかかる。

青になって出発したとたん、次の信号が赤になり舌打ち。さらに次の信号も引っかかると悪態になる。なんか今日は赤信号ばかりだ、と被害者意識になる。

しかし、信号の赤と青は、基本的に同じ確率のはずで、よくよく考えると青信号で通過しても運がよかった、などと思わず、当たり前と考えてしまう。
たまに立て続けに青信号でスムーズに通過できることがあるが、そんなにありがたいとも思わない。

どうも、悪い時の記憶ばかり頭に残る傾向があるようだ。

人間の頭はそういうふうにできているらしい。狩猟時代、毎日が危険と隣り合わせの時は、物事を悪い方に考えることで危険を回避していたとのこと。お気楽にしていたら生き残れないということか。

トラウマになるような出来事を経験すると、その記憶がいつまでも蘇るPTSDに繋がることがあるが、これも命に関わるような重大な危機はいつまでも記憶していて、次起こったときには回避できるようにというメカニズムであるそうな。

以前にも書いた不安やストレスと同じことだが、現代においてもこのメカニズムは引き継がれていて、とかく人は後ろ向きに考えがちになるらしい。

昔見た番組で、「良かった探し」という言葉を覚えているが、何でも悪いことではなく、良かったことを意識して探さなければならない。一日の終わりに、その日にあった良かったことを何でもいいから3つ書き出すといいみたい。
自分も実践しているが、天気が良かった、とか、お通じが良かったくらいしか書くことがない。