OSA日記

旅と食と健康とメンタルと

どうでもいいこと

どうでもいいことがやたら気になってしまう。
車を運転していると、ちょっとマナーが悪い車にイラッとくるし、赤信号に2回引っかかっただけでもイラッとくることがある。

イラッとくることだけではなく、些細なことが目に入ってしかたがない。この信号機はまだLEDではないな、とか、カラスの鳴き声がいつもとちょっと違うとか、川の水の量が少ないなとか、挙げだしたらキリがない。

以前にも書いたが、常に何かに反応したり頭が何かを考えていたりして、その時はいいが夕方には脳が疲労してしまっているのを自覚する。

ところが、肝心なときにこの頭が働かないことがある。

昨日も風呂に湯を張っていて、終わったとアナウンスがあったので入りにいくと、栓をするのを忘れて湯船は空っぽ。実はこれ、つい先月もやったところで、次回は気をつけねばと自分に言い聞かせたところだったのだ。

さすがに自分自身に腹が立って、くだらないことにいちいち反応する暇があったら肝心なことくらいきちんとやれ、と声に出して言ってしまい、自分へのバツとして風呂には浸からずシャワーだけにした(浸からないと風呂に入った気がしないので、シャワーだけというのはけっこう辛い)。

だいたい、いつも気になるようなことは、ほとんど自分に関係の無いことばかり。見かけた車のマナーが悪くても、自分には全く影響がないし、カラスの鳴き声なんかホントどうでもいい。なのに、自分自身の行動がこの体たらく。

何かを考えていたら肝心なことがお留守になる。人間の頭はシングルタスクで、同時に複数のことは考えられないらしい。後から思い返せば、湯を張っているときにも別のことに気を取られていたような気がする。

先日など、ゴミを出すのをよく忘れてしまうので、わざわざ玄関を出たところにゴミの袋を置いていたのに、それを避けて出かけてしまった。自分の間抜けさ加減に笑ってしまったが、どうも視野の狭さも原因のようだ。

それにしてもひどすぎる。歳とともに加速しているようにも感じる。

頭の仕組みって、一体どうなっているのだろうか。脳科学の本をよく読んだりするけど、くだらないことばかり考えるのに肝心のところでしくじってしまうというメカニズムについては見当たらなかった。