OSA日記

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廃線跡

地元を走っているJR福知山線は、途中線路を付け替えたところがあり、以前の路線が廃線になった。

 

以前は渓谷に沿ってうねうね走っていたところを、一気にトンネルを掘って一直線に進めるようになったもので、所要時間や本数が飛躍的に改善された反面、綺麗な景色は見えなくなった。

 

当時、廃線部分は立入禁止にはまでにはなっていなかったのだがあまり整備されず、鉄橋などはその外側を歩いたりして結構ワイルドだったが、数年前に遊歩道として整備され、ガイドブック等にも掲載され今や結構な人が訪れる。今もトンネルは照明がなく真っ暗なので、懐中電灯は必須だが。

廃線の鉄橋

このような廃線跡は有名だが、ほとんどの鉄道廃線跡というのは、草に埋もれたり宅地になったりして次第に消えてしまう。

 

私はこのような廃線跡が好きで、見に行ったり可能であれば歩いて辿ったりするのが趣味の一つになっている。

 

また、最近ではGoogleマップストリートビューで航空写真を見ることができるが、廃線跡を辿っていくのも面白い。

特に北海道は廃線跡の宝庫(?)で、昔現役だった路線が軒並み廃止となっていて、乗りたかった路線の跡をなぞったりしている。

廃線を検索してもいろいろ出てくる

廃線跡は線路が残っていなくても、その独特な線形ですぐにわかる。現存する分岐駅から延々となぞっていくのは面白いし、いい暇つぶしになる。

 

気に入っているのは、日高本線(鵡川から先、まだ線路が残っている)、天北線(音威子府から南稚内)、標津線(標茶厚床から根室標津)などなど。他にも魅力的な線はいっぱいある。

 

廃線跡が観光地になっているところもあり、トロッコで走れる神岡線や高千穂線等も面白いし、幻想的な景色がある倉吉線などもその筋では有名だ。鉄道はアップダウンがあまりないので、サイクリングロードになっているところもある。

倉吉線廃線跡

身近なところで面白いものとして、近くに戦時中の軍需用貨物線の跡がある。引っ越して来たときに地図を見ていて気付いたのが、駅から鉄道っぽいカーブの道があること。

 

その先に川の下をくぐるトンネルがあったのだが、その形がどう見ても鉄道のそれだったので調べたところ、果たして駅から分岐した貨物線だった。

最近そこの工事現場の川が決壊して大騒ぎにもなった。

川の下をくぐるトンネル

鉄道に限らずいろいろな痕跡というのが好きで、城跡や旧街道なども好物だが、地形や歴史も絡む鉄道廃線跡はがいちばん面白い。