OSA日記

旅と食と健康とメンタルと

雑に生きたい

自分がどうもHSPの気質のようだと思ったのは、以前書いた通り。

何をするにも、些細な事にいちいち反応したり考えてしまったり。
運転していても、駐車場の枠線にはきちんと入れなければいけないとか、右折で待っていてなかなか車が途切れなかったりすると、後ろに申し訳ないと思ったり、やたら気を遣う。
電車に乗っていても、店で買い物していても、無意識に他の客や店員さんに遠慮してしまうところがある。

根底で一番気を使うのは、やはり人の気持ちのようで、見知らぬ他人に対してもこうなのだから、会社や家族に対してはこの比ではない。

いつも相手の考えていることや機嫌なんかが気になってしまい、極端に言うと常に顔色をうかがっているような感じになっている。
何もしていないのに、メールの返事が来ないだけで、何かやっただろうか、などと考えてしまう。

ちょっと病的な気がするが、いずれにしてもいつも気疲れしてしまいしんどくなる。
いろいろと本を読んだり話を聞いたりして、相手は自分が考えている程こちらなんか気にしていない、と頭では十分過ぎるほど分かっているのだが。

反応がなく悶々としていて、かなりたってから何事もなく返されたりすると、ほっとすると同時に、これまでの時間は何だったんだ、と思ってしまう。もちろん相手に落ち度はないのだが。

巷には相手に気遣いのない人間がごまんといる。車を運転していても電車に乗っていても、街にも会社にも。イラッと来る反面、羨ましくなる。こんなふうに生きることができたらどんなに楽だろう。

では、自分もそうなればいい。嫌われようが疎まれようが、人に迷惑をかけず、こちらの生きていく上で不都合がなければそれでいいわけだ。憎まれっ子世にはばかる、とはよく言ったものだ。人にどう思われようが意にかえさない図太さが欲しい。

雑、というと良い印象がないのだが、細かく考えたり反応しすぎてしんどくなるくらいなら、いろいろなものを放り出して多少雑に生きていくくらいの方が人間味があるような気がする。

と考えてそうなるように努力してみるのだが、生まれ持った気質を変えるのはとても難しい。いい歳になってからはなおさらだ。