毎年行っているボランティア先は北部の方だが、田植え時期は若干早く、毎年ゴールデンウイーク明けに行う。
今年も手伝いに行ってきた。
手伝いといっても、田植え自体は機械で行うので、雑用的なことがほとんど。まず苗に粒状の肥料を振って、田植機に積み込む。
植機は地元の人が運転するのだが、何度か運転させていただいたことがある。まっすぐ走らせるには視点を遠くに置くことだが、なかなか難しい。植えていく経路も考えなければならない。
田植機ではコーナーなどどうしても植えられないところがあるので、田植え靴を履いてゴム手袋をして水田に入り、手で植えていく。泥が深いところは苗が水面に出ないので、泥を掻き寄せたりして調整する。
田植え靴を履いていても、泥に足をとられ、ともすればバランスを崩しがちになるので、水田の中を歩くのはなかなか緊張する。
初めて田植えに来るときに田植え靴を用意するように言われ、その時は田植え靴がわからず、長靴ではダメなのかなと思ったけど、こんな泥の中では長靴はすぐに脱げてしまうので意味がない。田植え靴は近所のホームセンターでは売っていなかったのだが、こちらでは季節になると山積みしていたので、必需品なのだなと思った。
田植えが済んだ苗のトレイが溜まってくると、すぐ下の川に入って泥や根っこを落として洗う。
こういった作業を繰り返し、昼頃にはすべてのたんぼが終了。泥だらけになった田植機を水道で洗い、この日の作業は終了。
この日は雨の予報だったが午前中は降られずに済み、作業が終わって昼食を取り出したとたんに降ってきたのでラッキーだった。昼食を食べながらみんなで談笑するのは楽しみの一つ。
このあとは定期的な草刈りをし、秋には稲刈りの手伝いに来ることになる。黄金色に稲が育つのが楽しみだが、新米をいただくのはもっと楽しみ。