OSA日記

旅と食と健康とメンタルと

近隣旅ふたたび

神戸の西へ、再び近隣旅に出かけた。

勝手知ったる街と思っていても、いくらでもネタは見つかるものだ。以前から気になっていたところは、さらに西の須磨寺神戸在住の人は何を今さら、と思うかもしれないが、行ったことがないのだから仕方がない。有名なところでも行ったことがないなんて近くにも山のようにある。

梅雨の真っ只中だが雨が降っていなかったので、急に思い立って昼頃から出かける。だいたいどこかに行こうとすると計画をたて、気合いを入れて朝から出かけるものだが、このように突発的に思い立って出かけるのも悪くはない。

阪急電車から山陽電車と乗り継いで、須磨寺駅へ。この駅で降りるのも初めてで新鮮。
駅前からはやはり味のある商店街が続くが、長田神社ほど賑やかではない。それでもパン屋などをのぞきつつ歩き、程なく須磨寺に到着。

敷地は広く、思ったより立派な寺。このあたりは何といっても源平一の谷合戦の激戦地で、有名な熊谷直実平敦盛の像がある源平の庭が目を引く。
他にも敦盛公首洗い池とか、敦盛卿首塚とか、悲劇の主人公平敦盛に関するものが多い。

源平の庭

本堂を参り、三重の塔などを眺めつつ散策。今日はこの寺の青葉殿でコンサートがあるらしく、同じような年代の人が引っ切りなしに入っていく。

三重の塔

納経をしていただいて寺を出る。参道を引き返して駅へ。

次はさらに西へ。普通電車を乗り継いで塩屋駅で下車。塩屋は海と山が近く、細い路地と坂道が錯綜している街で、地図を見ながら気になっていたところ。

駅を出ても広場などなく、いきなり車など通れないような細い路地から始まる。有馬温泉とか小豆島にも似たような雰囲気で、歩き回るのはとても楽しい。

塩屋の入り組んだ通り

途中で小さなカレー屋があり入ってみるが、今までで一二を争うおいしさだった。満足して店を出て、ふたたび入り組んだ道を散策。

入り組んだ通り

名所らしい唯一のところが「旧グッゲンハイム邸」だが入ることはできず、外から眺めるだけだが、ここから線路を横切るところが結構絵になるところで、電車が来るのを待って写真を撮ったりする。

絵になる踏切(写真は今ひとつ)

小さな街なので、ほどなく駅に戻る。十分楽しんだので帰路につくが、せっかくなので三宮で下車して買い物などする。

行ったことがないところに行きたいという好奇心は子供のころからあるが、小さいときからの好みというのはいつまでたっても変わらないものだと実感した一日だった。