OSA日記

旅と食と健康とメンタルと

身体を動かすこと

ストレスという言葉は当たり前のように聞くが、ではストレスとは一体何か?説明できなかったので調べてみた。

危険を察知したりすると、頭の中にコルチゾールというホルモンが出るそうな。何かのきっかけで扁桃体というところが活性化すると、このホルモンが分泌され、それに伴って動悸や血圧、血糖値などが上がることをストレスというらしい。もっと細かい話があるのだが、ここでくどくど説明しても仕方ないので、これ以上は割愛。

原始人の頃からのメカニズムが今でも変わらず機能しているので、このシステムは人間の根幹のものらしい。このストレスがずっと続くことで身体やメンタルに影響し、解消しないと身体を壊したり、うつへつながったりする。

このストレスを抑えるのはセロトニンという神経伝達物質で、ストレスに対して効能があるそうだ。そしてこのセロトニンの分泌を促すのが、一つには運動が効果があるとのこと。太陽の光を浴びるのも良いみたい。

運動がストレスにいいというのは最近よく聞く話だが、自分でも実感できることがある。毎日散歩しているが、歩いていると多少気持ちが落ち着くし、山登りなどちょっときつめの動きをしていると、その間は何も考えないので頭が疲れるということが少ない。畑仕事で雑草を引いている時など、夢中になるため頭がからっぽになる。

頭の中でだらだらと後ろ向きなことを考えるのは、大概じっとして身体を動かしていない時である。

原始人の頃というのは、常に危険と隣り合わせで生きていたので、危機に直面した時は考える余裕もなく逃げるか戦うかしないといけない。うじうじ考えているとたちまち命を失うことになる。

ところが、現代は命に関わることは以前ほどないわけで、うじうじ考える余裕があるということ。で、考えてばかりいるとストレスが止まらず、身体やメンタルがおかしくなるというわけだ。

いろいろ考えながら散歩をしているときに、いきなり猫が飛び出してきて、その逃げていく方向をずっと見送っていたことがあった。すると、猫が見えなくなるまで、それまで考えていたいろいろなネガティブなことが頭から消えていたことに後から気づいた。

所詮人間というのは、複数のことを同時に考えることができない。シングルタスクというわけだが、何かに夢中になると、それ以外のことは考えられなくなるのだろう。同時に複数のことを考えられるという人もいるようだが、高速で切り替えているだけ、ということだそうだ。

自分はとにかく細かいことが気になる気質で、それについていちいち深く考えてしまうことが多い。考えすぎて疲れてしまうが、それでも考えることをやめられない。夕方にはへとへとになってしまう。

どうせ疲れてへとへとになるのなら、頭より身体の方がよほど健康的だ。